宮城県石巻市に本社を置き、運送・建設・エネルギー業を柱に、さまざまな事業を展開するシントウグループ。その中核を担う、安全第一に鋼材を運び対応力のある輸送サービスが強みの、新東運輸株式会社様。UDトラックスのQuon(クオン)GKトラクター導入に至ったその経緯について、当社の遠藤が、新田社長と役員のお二人にお伺いしました。
信頼を運ぶ会社として半世紀、企業としての地域貢献を実現
(遠藤)まずはじめに、御社の業務内容について詳しくお聞かせください。
(社長)当社は、今年で49期目を迎える物流会社です。積荷としては、ベニヤ板や建材を北関東まで運び、帰り便は鋼材関係を積み込み戻ってきます。創業者である私の父は、地域のため、人のために「存在を期待される企業」を目指し頑張ってきました。当社のスタンスの特徴的な点として、お客様から「いまから急ぎで運びたい」というオーダーがあってもいつでもお応えできるように、緊急用のトラックを空けて待っている姿勢があります。お得意様のために、積荷を確実に運ぶという気持ちがしっかり伝わっているからこそ、今までやってこられたのだと自負しています。
先代の頃からUD一筋でトラックを導入
(遠藤)いま導入されているトラックについてのご評価と印象をお聞かせください。
(常務)当社の保有車両は、現在56台。半分がCDの平ボディで、残りをGKのトラクターで運行しています。創業時からずっとUDトラックスの車両を導入し、使い続けてきました。日産ディーゼル時代の「ビッグサム」や、その前の「レゾナ」の時代も含め、50年近くはUD一筋ということになります。きっかけは、メンテナンス面など含め様々ありますが、営業マンの対応がしっかりしていたとこともあり、UDトラックスには、常に真摯に対応していただいたのが一番大きいです。
運転手の能力をサポートするUDアクティブステアリング
(遠藤)Quon GKトラクターの導入に先だって、試乗会へ参加していただきましたが、その時の印象、特にUDアクティブステアリングのご評価はいかがでしょうか。
(常務)茨城県の城里テストコースで、試乗させてもらいました。第一印象は「素晴らしい」の一言に尽きます。私もトラクターに乗っていましたので、ステアリングを取られたり、さまざまな経験をして操縦の難しさは知っています。Quon GKのステアリングを握った瞬間から、操舵力の軽さが伝わりました。波状路の試乗では、手放しをしてもステアリングがぶれずに、小さな揺れを自動修正する機能には正直驚きました。当社の納入先には狭いヤードも多く、ステアリングの切り返しがラクになっていると、現場のドライバーに好評です。加えて、積荷にも優しく、路面から伝わるカタカタとした振動や橋のジョイント部分での走行時など、以前はステアリングを取られ慌てたものですが、今はそれもありません。疲労軽減にも繋がり、トラックの運転操作に対するイメージをガラッと変えてくれたと思います。
(遠藤)口頭で機能をご説明するよりも、試乗会にご参加いただき、実際に乗って実感していただくのが一番だと思いました。特に長距離輸送では、連続する緊張感が疲労蓄積の原因となりますので、きめ細やかなステアリングの動きを補正する機能もドライバーの皆さんに喜ばれると思います。そうした利点をご理解のうえ導入いただきましたことは、本当に嬉しく思います。