環境にやさしい運行と専用のタンクローリーで、安全第一に多品種のケミカル製品を輸送。お客様のニーズに的確に応えるサービスが強みの、兵庫県たつの市に支店を置く株式会社ロジリキッドエキスパート様。UDトラックスの8Lエンジンを搭載したQuon(クオン)CVタンクローリー導入に至った理由について、当社の大永が、豊岡様と村中様にお伺いしました。
液体輸送に特化し、安全・安心を最優先に分社化
(大永)御社の業務内容について、詳しくお聞かせください。
(豊岡)当社は、タンクローリーでの液体輸送を専門に行う会社です。当初は、グループ会社の株式会社ロジネクスの柱として、一般貨物自動車運送事業・倉庫事業・タンクローリー輸送事業の3部門がありました。一般貨物と液体ではトラックを使って運ぶことは共通していますが、仕事内容のほか遵守すべき法令や規則、指導する安全項目もまったく異なります。タンクローリーを走らせる社会的責任や、お客様へ製品を安全・安心に送り届けることを最優先とするためにも、2016年にタンクローリー輸送部門を独立・分社化させたのが、当社設立の経緯になります。
小回りが効いて高積載、待ち望んでいたQuon CV
(大永)いま導入されているUDのタンクローリー7台すべてがQuon CVですが、そのご評価と印象をお聞かせください。
(村中)まず一番は、小回りが効くということです。納品先によっては、荷下ろしをするのにも大変な場所が多いですから、速度が制限されている狭いトラックヤード内でもスムーズに操作でき、機動力があることは助かりますね。ホイールベースが短い前2軸のCV車両は取り回しが良く、運送効率が高まると感じました。
(大永)Quon CVは決められた車両総重量の範囲内で積み荷の積載量拡大に繋げるため、軽量かつコンパクトな8Lエンジンを採用し、約300㎏のシャシー軽量化を実現しています。エンジンのダウンサイズ化に伴い、電子制御式のトランスミッションESCOT-VIをマッチングさせることで、積載能力を支えるに十分な馬力とトルクで、ストレスが少なく快適な走りを目指しました。現場のドライバーの方のご意見はいかがでしょうか。
(村中)軽量化したことで、動かしやすくなったというドライバーの声をよく聞きます。シャシーバランスや駆動系も含めて、トータルとしては力強さを感じているようですね。他メーカーさんと比べて排気量は小さい方だと思いますが、期待以上の駆動力があると喜んでいます。また、オートマチックシフトとの組み合わせも評価が高く、変速時のショックも少なくスムーズに運行できます。いわゆる揺り戻しが少なく、液体製品を安全に輸送できていて助かっています。ESCOTという優れたトランスミッションを開発されて以来、セミオートマチック機構の品質は、一番進んでいるのではないかと思いますね。
(大永)ご評価ありがとうございます。高い運転性能をもったCV車両を、Quonシリーズにラインアップしたことで、近・中距離輸送中心でかつ多くの積荷を運びたい企業様には、必要十分な車両性能で期待に応える最適解の一台だと確信しています。