創業明治43年という長い歴史を持つ、サザントランスポートサービス株式会社様。近畿地域を中心に幅広いネットワークを築き、貨物運送をはじめ国際航空貨物や旅客サービスまでも取り扱う多角的経営が強み。多くの顧客から同社が選ばれてきた経緯、そしてUDトラックス車両を多数導入いただいているその理由について、当社の田畑と北出が、社長の片岡様、部長の三宅様にお伺いしました。
「2024年問題」を目前に長距離運送の廃止を決断
(田畑) 片岡様は社長に着任されて6年目になりますが、現在経営課題として重要にとらえている項目はございますか。
(片岡) ここ数年ですと、労務環境の問題があります。ご承知の通りトラック運送業ではドライバー不足が深刻化しており、弊社でも、超過労働の解決が問題になっていました。どこの運送会社さんもそうですが、「2024年問題」の残業規制が厳しい現実としてあります。この6年間でコンプライアンス経営の体制を構築し、長時間労働を解消。従業員が法令を遵守することの重要性を実践してきました。その結果、おかげさまでこの経営課題はすでに是正され、健全経営を維持できていると自負しています。
(田畑) どのように経営課題を改善、是正されていったのでしょうか。
(片岡) まず、長距離運送をやめて労働時間の適正化を図り、主軸業務である航空貨物輸送と一般貨物輸送はキープしつつも、会社全体の事業ポートフォリオを変更しました。今でも四国や九州など、長距離運送業務のお声がけはありますが、労働時間の許せる範囲内で受注し、こぼれてしまう分は協力会社のネットワークを頼って外注しています。幸いにも、営業エリア内の沿線に関西国際空港が建設されたため、荷役として貨物のハンドリングサービスや旅客サービス事業を推進することができました。結果として、現在はトータルロジスティクスを踏まえた「総合物流企業」としての価値提供を経営方針とし、地域密着型のサービスを展開しております。
サービスの質とスピード感UDトラックスに大きな期待
(田畑) 車両管理窓口のご担当でもある三宅様、UDトラックスについてのご評価はいかがでしょうか。
(三宅) トータルロジスティクスの事業サイクルを回すには、どうしてもスピーディな対応と日々の安定稼働が必要になります。現在、UD車両は60台ほどになります。以前は他メーカーさんのトラックもあったのですが、徐々にUD車両の方にスイッチしています。田畑さんにはいつも迅速にご対応いただき、助かっていますね。
(田畑) 嬉しいお言葉をいただき、ありがとうございます。導入に当たっての基準はございますか。
(三宅) 基本的に、大型車だとQuon、中型車だとCondorを発注しています。最近では協力会社などの業務拡大に合わせて、パワーゲート付きのCondorの需要が増えており、田畑さんの素早いフットワークで即納対応をしていただいております。やはり、私どもの仕事はスピードが求められますので、納車時間が短いことで、お客様のご要望にすぐ応えることができることは、とても重要です。
(田畑) 御社をご訪問する際には、必ず弊社の車両在庫状況と、架装を含めた納期を念頭に入れ、ご相談があればすぐにでもタイミングをお答えできるようにしています。ご要望に応じて、どれだけ早く納車できるのかを常に心がけております。